「綾野剛という俳優のすべてが、この映画を形作る」(藤井道人)
絶賛の声続々!圧巻の129分間に寄せられた、コメントのスタンディングオベーション!
一人の教師が突如“殺人教師”と報道され、世間から断罪されていく――。“真実”とは何か、緊張感あふれる映像で観る者に息つく間もなく投げかけてくる本作に、各界の著名人から反響が寄せられています。
2020年に三池監督が人生初の”ラブストーリー”を描いたことでも話題になった映画『初恋』で主演を務めた俳優の窪田正孝は、「ハラスメントの定義は一体どこにあるのか」と現代に通じる問いを投げかけ、「三池監督の容赦ない描写を、でっちあげだらけのこの時代にこそ、ぜひ見て頂きたい」とコメントを寄せました。佐藤二朗は、「こんなにも容赦なく、直視できないような物語が、実話に基づいていることに震える」と、ルポルタージュを原作とした本作に受けた衝撃を表現した上で、「真実の匂いや肌触りを是が非でも取り逃がさんとする、綾野の気概に震える」と、自身の監督作品にもキャスティングするなど縁の深い綾野についても賞賛を送ります。映画『ヤクザと家族 The Family』やNetflixシリーズ『新聞記者』、映画『最後まで行く』などで立て続けに綾野とタッグを組んだ映画監督の藤井道人も、同じく主演の存在感を「綾野剛という俳優のすべてが、この映画を形作る」と大絶賛。
そして、「ワタクシがこんなにも邦画にのめり込むのって、かなりレアだから」と言いながら感想を寄せたのは、実に10年ぶりに邦画を観たというアレン様。「開始5分からもうゾクゾクするし、引き込まれるの。『なにこのヤベえ教師!』って。あのインパクトは強烈!」と、その興奮がコメントからも存分に伝わってきます。その他にも、俳優の前田敦子や映画監督の白石和彌、作家の染井為人、道尾秀介、そしてライターの高橋ユキや芸人のチャンス大城ら幅広いジャンルの著名人がそれぞれの言葉で、圧巻の129分間について表現しています。(※著名人によるコメント全文は次ページに記載)
まさに上映後のスタンディングオベーションを思わせるような、賞賛の数々が集まった映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』。主演・綾野剛はじめとする豪華俳優陣、そして三池監督が抜群の手腕で描き出した、今の時代に生まれるべくして生まれた珠玉のダーク・エンタテインメントとなっています。
綾野剛の熱演が胸を打つ法廷シーン、柴咲コウの母としての覚悟が滲む瞬間
緊迫感溢れる新カットが解禁!


そしてこの度、本作の緊迫した空気感を捉えた場面写真2点が新たに解禁されました。1点目は、薮下が法廷で証言を行う劇中屈指の見どころの一つとなるシーン。世間に追い詰められそれでも真実を主張しようとする薮下の表情には、張り詰めた緊張と覚悟がにじみ、佐藤二朗が「気概に震える」、前田敦子が「心も目も離せなくなり」とコメントを残したように、観るものの心を鷲掴みにして離さないカットです。2点目は、薮下に対し息子・拓翔への体罰を激しく抗議する律子の場面。我が子を守る母としての覚悟と怒りが、真っすぐに見据える瞳に現れており、法廷での薮下とは対照的に力強さを宿しています。白石和彌監督が「役者魂に熱い拍手を」、チャンス大城が「戦いはすごかったです!」と称賛を送るように、綾野&柴咲の渾身の演技による強烈なぶつかり合いが、たった2枚の場面写真にも浮かび上がる。その全貌はぜひスクリーンで。
【コメント全文】※五十音順
■アレン様/大物マダムタレント。生きる幻。
実は、ワタクシ邦画って全然観ないのよ。どれくらい観ていないかと言うと、10年は観ていないです。そんなワタクシです㌔(けど)、久々に邦画っていいなと思ったのよ。この映画は開始5分からもうゾクゾクするし、引き込まれるの。『なにこのヤベえ教師!』って。あのインパクトは強烈!おかげで最後まで目が離せませんでした!ワタクシがこれだけ言うんだから、とにかくなにも言わずに映画館に行ってください。ワタクシがこんなにも邦画にのめり込むのって、かなりレアだから。洋画好きのアレン様が129分ひたすら感情がしどろもどろになった映画ザマス!
■窪田正孝/俳優
ハラスメントの定義は一体どこにあるのか。三池監督の容赦ない描写を、でっちあげだらけのこの時代にこそ、ぜひ見て頂きたい。
■佐藤二朗/俳優
こんなにも容赦なく、直視できないような物語が、実話に基づいていることに震える。そして何より、真実の匂いや肌触りを是が非でも取り逃がさんとする、綾野の気概に震える。
■白石和彌/映画監督
恐ろしい映画だ。自分に同じようなことが起きたらどうなるのだろうと震えてスクリーンを見た。きっと自分の未来を知っていたとしても回避不可能。それほど私たちの生きている世の中は危うい。綾野さんと柴咲さんの、まさに裏表を演じ切る役者魂に熱い拍手を!今年を代表する映画、心して見て欲しい。
■染井為人/作家
本作は、観る者に思考の停止を許さない。事実と印象の乖離、報道による世論形成の危うさ、そして社会がいかにして真実から逸脱していくのか――その構造を静かに、しかし鋭く突きつけてくる。そして我々は気づかされる。自分たちの足元にも、“でっちあげ”の種が無数に転がっていることに。
■高橋ユキ/フリーライター
教え子に対し、信じがたい差別発言や暴力行為を行う〝殺人教師〟がいた……大々的に報じるマスコミ。報道を目にして憤り、非難の声を上げる世間の人々。その〝殺人教師〟が「事実無根だ」と訴えたとき、あなたは教師と教え子、どちらを信じるだろうか?悪夢のように不条理なこの事件はかつて実際に起こったものである。全貌を暴いたのもまた、ひとつのメディアであり、ひとりのジャーナリストだった。ままならない苦しみを映像で味わい尽くしてほしい。
■チャンス大城/芸人
出演者の皆様全員素晴らしかったです!!!綾野剛さんと柴咲コウさんの戦いはすごかったです!!柴咲コウさん演じる氷室さんの氷の世界にいるような目。そして徐々に精神が崩れていく綾野剛さん演じる薮下先生。薮下先生が崩れていく姿。僕は2009年に精神が壊れた時があったのですが、すごくフラッシュバックして薮下先生を後から思いっきり抱きしめたくなりました。
学生時代いじめられてた事もすごく思い出した学生時代すごくいじめられていて、氷のはったプールに落とされたり、怖い人ばかり所属する柔道部の部室の畳を1枚盗んで来いといわれ、盗んでばれてしばかれたり、暴走族の前説やらされたり、図書室の本半分盗んでこい言われ、夜中学校に忍び込み図書室までいって警備員さんに捕まったり、ブルマに上半身裸でやかんもって、女子生徒が着替えてる教室にはいって、「みんな俺とお茶しない」言わされたり、色んな事を思い出しました。
とにかくハラハラドキドキ、あつくさせられました。人間って表ばかりみて、裏側の真実を本当にみてくれない生き物。社会は表面しかみてくれない、シビアな世界。大傑作です!是非観てください。
■藤井道人/映画監督
綾野剛という俳優の全てが、この映画を形作る。トップシーンのバックショットから、ラストシーンの瞳まで、薮下誠一という男のたゆたう感情を全身全霊で演じ切っている。剛さん、すごいよ!三池監督もすごい!!2025年、絶対に観て欲しい映画に出会えました。
■前田敦子/俳優
冒頭から綾野剛さんの熱量に心も目も離せなくなり、真実とは何か?を突きつけられます。「でっちあげ」本当に恐ろしい言葉です。
■道尾秀介/作家
こんなに目が離せない映画は久しぶりだった。こんなに強く祈りながら観た映画は、もっと久しぶりだった。観終えたあとは、まるで目玉が新品になったように、自分を取り巻く世界が違って見える。原作の愛読者であるにもかかわらず、超一流の俳優たちと制作陣がつくり上げたこの映画には、心の違う部分を深く抉られた。抉られすぎて風穴(かざあな)があき、リアルな喪失感のようなものをおぼえるのは、ノンフィクションならではの力だろう。